映画公開から4年以上経ちますが
NETFLIXで配信されてたので軽い気持ちで見てみると
自分の人生に対して考えさせられる作品でした!
商売というのは簡単ではない
でも、国岡商店のように乗り越えられない壁を人生の最後まで越えられた人は居るのでしょうか?
そんな主人公の国岡(実名:出光佐三)は実話と知り驚きました!
既にたくさんの方がご存知ではありますが、これから見てみたい!
興味のある方は、どういった話しなのかご覧になり
実際に映画を堪能して頂きたいと思います!
作品情報・総合評価

公開年: | 2016年12月 |
監督: | 山崎貴 |
脚本: | 山崎貴 |
原作: | 百田尚樹 |
出演: | 岡田准一(国岡鐵造) 綾瀬はるか(国岡ユキ) 吉岡秀隆(東雲忠司) |
上映時間: | 145分 |
配給: | 東宝 |
映論区分: | G |
あらすじ
1945年(昭和20年)8月15日
日本は世界中を敵に回してしまい
東京をはじめとした主要都市を徹底的に爆撃されてしまった。
街は瓦礫の山となったあげく海外資産のすべてを失い莫大な賠償金が課せられようとしていた。
日本中が絶望し、生きる気力も薄れている中
国岡は前を向き将来を見据え、主要燃料が石炭だった当時から石油の将来性を見抜き石油業に乗り出す。
国内の販売業者や欧米の石油メジャーと対立しながらも幾多の困難に打ち勝っていく。
いくつもの大きな壁を乗り越え国岡は諦めず型破りな発想と行動で、店員を引っ張りたくさんの仲間とともに戦い続け、日本を支える大きな会社へと育てるのであった。
印象に残ったセリフ・シーン
これが凄く難しいんですが、国岡が発する言葉一つ一つに思いがあって「コレ!」
と限定的にはできません…が、頑張って絞ってみます!
絶望的な店員に向けたセリフ
日本が爆撃を受け、これから日本はどうなって行くんだ…
愚痴を言っている店員たちに向けて国岡が言ったセリフ
「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である」
「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」
国岡本人も辛くてしんどいだろうに、こんな言葉を言えるってホントにすごいと思いました(泣)
「熱が足りんのよ熱が!」
60歳となった国岡のもとに、元海軍大佐の藤本という男が訪ねてきた。
商売をしたことが無かった藤本だが、元海軍の通信部に居た藤本は
ラジオの修理には長けている為、国岡の会社で通信事業部として入れて欲しいとお願いした。
国岡はすんなり藤本の入社を許可し、通信事業部を立ち上げた!
しかし、新事業をするには資金が必要な為、藤本に銀行から融資を受けて来いと命じる。
それから藤本は毎日銀行へ行き融資をお願いするがなかなか上手くいかず、
融資を受ける事ができない藤本…
そんな藤本に対し国岡は言った
「1週間以内に融資を受けれないならこの事業は辞める」
と断言し藤本は驚いた!
そんな無茶苦茶な!と後ろ向きに考えていた藤本に対し国岡が言ったセリフ
「熱が足りんのよ熱が!」
国岡の出資者が言ったセリフ
国岡が独立をする際に出資してもらった木田という人から借りていた。
まだ石油が普及しておらず、営業も上手くいかず国岡は出資者である木田に弱音を吐いた時に言ったセリフ
「3年でダメなら5年、10年、とことんやってみろ。それでもダメなら共にコジキでもしよう」
こんな事言う人見たこと無い(泣)
見習います(泣)
国岡だからカッコイイ座右の銘
- 決断力の速さ
- 将来を見抜く力
- 行動力
- 意思の強さ
武士のような精神
商売の才能
国岡(出光佐三)そのもの!!
国岡は店員全員を家族として扱っていた!
同じ釜の飯を食ったら家族!
会社が誰に邪魔されようが、倒産しかけようが絶対に店員を馘首(クビ)にすることは無かった(泣)
ホントにすごいよ国岡ぁ
海賊と呼ばれた由来
出資者(木田)に言われた一言で火がついた国岡は、閃いた!!
海で仕事しとる漁船は軽油で動いていると!!
灯油を扱っていたが、直ぐに軽油に変え販売の縄張りが無い海上で
軽油の販売を始めたのです!
そこで
遠くからでも分かるように旗を振り漁船へ販売活動をしました。
その光景が海賊に見える為
「海賊と呼ばれた男」
という由来です。
「国岡のもんじゃき~!油持ってきたけ~!!」
豪快ですね(笑)
最後に社歌
国岡商店社歌
作詞:山崎 貴 作曲・編曲:佐藤直紀
荒波乗り越えて 船をこぎ出せば
そこは同胞集う 希望の地
常にその心に 荒ぶる波を
いにしえの海人の 生き様を
襲いかかる苦難に 流されても 再び陽が昇れば
我ら立ち上がる たとえ一歩でも 前に進め
信じる同胞と 海へこぎ出せば
そこは心帰る 懐かしの地
荒波に藻掻けよ 心の海で
きっと切り開ける 明日へと
※実際には社歌は無く、映画の演出として統一感を出すために作られたそうです。